KTC振り返り(語学授業③)

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ナマステ!

早くインドに派遣されたいと切に願うこの頃です…なんでこんなことを思っているのかは話せる時が来たらしっかり振り返りたいと思います。

さてさてTechnical classの振り返りをしますかね。

Brainstorming

全4回あったTechnical class。初回はアイスブレイク、次回はフィールドワーク、そして残りの2回を使って「Brainstorming」と「how to prioritize the solutions」(優先順位づけです。……「Pairwise ranking」ですよね。英語力不足です…まーわかればいいかw)をやりました。

Brainstorming(以下、ブレスト)はおそらくほとんどの人はやったことがあるんじゃないでしょうか?もしくは名前は知らなかった!って人もいると思います。

ブレストは全員参加を助長する自由で開かれた空間を与える。独特なアイデアは受け入れられ活かされ、そして全ての参加者は(ブレストによって)しっかりと(問題解決に)貢献するようになり、それらは多種多様な創造的解決策を生み出すことの助けとなる。

一部を意訳してみました。自分のやった授業ではポストイットと模造紙を使用して用意した問題についてアイデアを出しまくってもらいました。用意した問題はフィールドワークの際と同様に「駒ヶ根訓練所の良い点と悪い点」。限られた時間の中でたくさんのアイデアが生まれました。

creative-brainstorming

その時の写真がないのでイメージです(笑)

アイデアを出してもらい終わったら次のステップです。参加者にディスカッションをしてもらいながら出たアイデアをグループ分けすることです。どのアイデアがどのアイデアに繋がるのか、模造紙の上でポストイット(アイデア)を移動させます。ポストイットの良い点はやはり視覚的利点が大きいと思います。自分のアイデアを修正しやすいし、文字に残すことによってアイデアが消えることもないですしね。グループ分けが終わったら各グループに名前をつけます。グループがいったい何についてのグループなのか。グループ分けがおわったところで3回目の授業は終了しました。

How to prioritize the solutions(Pairwise ranking)

さていよいよ最後のTech Class での授業です。この授業では最初大きなミスを犯しましたが、クラスにいたコミュニティ開発隊員に助けられ方向修正をすることができました(笑)

まずは前回グループ分けをしてもらった問題の中から議題(解決したい問題点)を参加者に選んでもらいました。そしてまたブレストを行いその解決法を考えてもらいました。ただし、この作業の中には幾つかルールを設定しました。というか前回もこのルールを設定して守ってもらいました。

  1. Don’t make negative comments like ‘But… / I don’t think so / I disagree with you’ as your first opinion.
  2. Write one idea per a post-it card.
  3. Don’t write cause and effect on a post-it card.
  4. You can’t use money to solve problems.

前回のブレストの授業では4はルールとして書いていませんでしたが、

  1. 否定的なコメントを自分の最初の意見の際に言わないこと
  2. 一つのアイデアを一つのカードに書くこと
  3. 原因と結果を一枚のポストイットに書かないこと
  4. 問題解決のためにお金を使わないこと

これらを設定しました(実際授業をやったときは3つ目を言い忘れた気がする…気をつけないと…)。これらグランドルール(以下、GR)を設けた理由は自由な討論を導くことができる環境」を作り出すためです。

すごく個人的な意見になってしまいますが…

自分が議論に参加して意見を言った際に、周囲の参加者が自分の意見に対して「でも…/私は違うと思う。/賛同できないなー。」みたいな意見をいきなりぶつけられると本当にやる気が失せます。

「自分が意見を言ったとしてもこの人には響かないな、どうせ受け入れてくれないんだろうな。」って思っちゃうんですね。実際にこのような経験を何回もしましたし、恥ずかしながらその度に感情的になって場を混乱させてしまったことも何回もあります。こんな思いを防ぐ(相手にさせない)にはまずは相手の意見を一旦受け入れることが大切だと思うんです。一呼吸おくだけで、否定する前にしっかりと相手の意見を聞いているんだよ、理解しているんだよっていう「姿勢」「態度」「誠意」を見せてあげることが大事かなって思っています。少しの気遣いが場の雰囲気に大きな影響を与えると思います。議論を行う場の良い環境は問題解決策を生み出すプロセスでは欠かせない前提条件になるんです。

私も普段の生活でも「でも…」とかを言わないことを心がけて過ごしています。

こんなルールを設け、まずは問題の解決策を議論してもらい幾つか解決策を出してもらいました。そしてそして解決策の優先順位づけを実施しました。

IMG_2141

実際のチャートはこんな感じです!二項対立で解決策を比較し優先度・重要度が高いと思う方には2point、低いと思った方には0point、…引き分け!(笑)って思ったら1pointです。優先度を決める際にも参加者には必ず議論(ディベート)をして決めてもらいます。もちろんGRは守ってもらいます。例外的に議論でどうしてもまとまらないって場合は多数決(majority vote)もいいよって伝えました。ちなみにこれは授業の時間がシビアだったために設けました。全部の解決策を比べ終わると最終的なpointが出ます。そのpointが一番高いものが優先順位(重要度)が高い解決策となり、「よしみんなでこの解決策に取り組もう!」ってなるわけです。参加者一人一人がしっかりと課題を認識して、なぜこちらの方が重要なのかと考える理由をしっかりと相手にいえる状態になっていれば万歳ですね!

めでたしめでたしです。

まとめ

Pairwise ranking の利点は優先順位をつけることだけではありません。

参加者の取り組んでいく方向性を示し、協調性と団結力を強めることができます。どういったことをやっていいかわからない!俺たちは何をしたらいいんだ!って時の道しるべとなり、自分たちが直面している問題・持っている手段を再認識することができます。

任地での活動でもきっとやるんだろうなーって思いながら終わりたいと思います。

では!

記事を書いている人


名前:あらちゃん
年齢:28歳
出身地:静岡県
静岡県立大学国際関係学部卒。若者支援団体「若者エンパワメント委員会(YEC)」OB。エンパワメントの重要性を認識。
卒業後は人材派遣会社(東証一部上場)にて、製造工場での現場研修の後、営業・採用・労務管理として3年間勤務。青年海外協力隊へ応募し登録から合格へ。27年度3次隊。駒ヶ根訓練所。インドにて養蚕普及活動に携わる予定。

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