#4 養蚕研修

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ワナッカム!

養蚕研修について。息抜きでチャイを飲む習慣も板についてきた気がします。

続・続・rearing

二度目の脱皮(2nd moult)を終えました。

脱皮までは2日と18h~24h。脱皮後はLime powderとAnkushです。そして次なるステージ(3rd Instar )に移行します。

ここからはもう「Chawki」とは呼ばずに「Late age worms」って言います。

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脱皮の様子を確認中。

移行に合わせてハウスも変わりました。今までの「CRC(Chawki Rearing Center)」)でしたが新たに広いハウスに移りました。

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広い。

Chawkiの時は与える桑も手作業 or 機械によって小さくカットしてあげていました。しかし3rd Instarからは与える桑の量も多くかなりの労働になってしまうということなのでその作業はしません。ベッドには新聞紙をひいてます。

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桑を根元から伐採

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サイズ調整のための機械。

枝ごと与える

枝ごと与える

画像が何度やってもうまく表示されない…ちっちゃいことだけどめっちゃ腹立つ…笑

次の脱皮(3rd mault)まではだいたい3日間くらいとのこと。

Rearing Technology & Innovation

実際の養蚕農家が使っているMountages(まぶし)を見ることができました!「まぶし」っていうのは蚕に繭を作らせる装置のことです。

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これはPlastic mountage(プラスチックまぶし)です。値段が安く(80Rs)プラスティックなので手入れもしやすいために最も養蚕農家に普及しているタイプ。

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これはRotary mountage(回転まぶし)です。日本生まれです。

1セクター(10枚)で800Rs。値段は高いですがスペースを削減でき形の統一された綺麗な繭が収穫できます。またまぶしを小さくできるので収納スペースも不要で大きな小屋も必要ないとのこと。プラスチック製もあるみたい。

また、インドでは「Bamboo mountage(チャンドリケ)」という伝統的なまぶしがあります。写真は撮ったら追加します。

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木とプラスチックでできた繭を収穫する際に使う棒。押し込んで繭を落とす。楽しそうです。

収穫の際は質の悪い繭は取り除きマーケットに出荷します。

Silkworm Physiology

CSR&TIで開発・研究された「桑に変わる餌(Artificial diet)」、温度・湿度が不安定で蚕の管理が難しい時期(雨季や冬季)用の殺菌・消毒材について説明を受けました。

これらを適切な時期に使用することによって、「Chawki」の時期に行う殺菌・消毒(lime powderやAnkush)の回数を減らすことができたり、桑の成長を待つことなく養蚕に取り組めたり、繭の収穫量を増やすことができます。

開発された商品についてはまとまっているサイトがありました。

Screenshot of www.sericare.com

残り20日間

なんか雨季に近づいてるせいか、最近は夜になるにつれて天気が悪くなりスコールや雷が…

停電もしばしばです。

ローミングによる消費がエグく週一で往復1時間(徒歩)かけてチャージしに行ってます。

携帯ショップの人たちと仲良くなれました!笑

携帯ショップの近くのジュース屋さんに寄るのも定番です。コップ1杯で10Rs。だいたい3杯は飲むよね。ビタミン補給大事。

来週は気分転換で観光したい…でも日和ってバスとオートに乗れません。では。

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記事を書いている人


名前:あらちゃん
年齢:28歳
出身地:静岡県
静岡県立大学国際関係学部卒。若者支援団体「若者エンパワメント委員会(YEC)」OB。エンパワメントの重要性を認識。
卒業後は人材派遣会社(東証一部上場)にて、製造工場での現場研修の後、営業・採用・労務管理として3年間勤務。青年海外協力隊へ応募し登録から合格へ。27年度3次隊。駒ヶ根訓練所。インドにて養蚕普及活動に携わる予定。

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