ワナッカム!養蚕研修についてです。
Contents
Rearing
Spinningが始まり2日目の様子。
マユ畑になりました。
綺麗な形してます。ただ、残念ながらマユにならない幼虫(死んでしまっている、病気に感染しているなど)も中にはいます。それら幼虫を取り除きます。
手作業です。「幼虫がマユになる割合を上げる」というのは養蚕においてはとっても重要なんですね。
明日は収穫作業だそうです!
Chawki Rearing Center
Spinningも無事に始まりました。そしてCRC(Chawki Rearing Center)のお手伝いに一周回って戻ってきました。
ここではCommercialのためのChawki(稚蚕)を育てています。2nd Instarまでで世話は終了し養蚕農家へ販売します。価格は100dfisで15,000Rs。

孵化させるdflsのケースの洗浄・殺菌・消毒

桑カットマシーン。桑は3回機械にかけます。

3回目。細かくなった。

孵化して1日目のlarvaeとのこと。

皆でrearing。ここにいる養蚕農家たちはなんと3ヶ月コースです!
研修の最初の時期とField visitを思い出しましたね!
Grainage section
「Grainage=egg」だそうです。カイコの卵の研究部門。
どのようにdfls(disease flee laying)を作るか、人工孵化(incubation)について、卵(二化性/多化性カイコ)の保存についてなど。
カイコの卵がまったくないという生憎のタイミングで来てしまったのでただただ話を聞いていました…
実は卵についての研究施設には事前に訪問していたのでまったくわからない状態ではなかったです。
National Silkworm Seed Organisation(NSSO)
事前訪問していた施設その一、「National Silkworm Seed Organisation(NSSO)」。
高品質な二化性/多化性カイコの卵を養蚕農家へ供給するという州政府の取組みを補完する機関です。
人工孵化させるまでの卵の保存・管理はとても大切です。適切な温度と湿度で、適切な日数の間保存します。すべては「病気のない卵(dfls)」を作りだしシルクの生産性と品質を向上させるためです。
上の写真のように卵は温度別で保存されています。温度もコンピューターにより管理されており停電に備えて内部電力も設備されています。
孵化した幼虫(試験用)です。ちなみにカイコの幼虫だけでなく成虫(蛾)の研究もします。
Silkworm Seed Production Center(SSPC)
事前訪問していた施設その二、「Silkworm Seed Production Center(SSPC)」。
ここでは、NSSOで研究されたカイコの卵が送られ、実際に養蚕農家へ供給できるような状態にしていました。
黒いのが卵です。左上にある長方形の箱は卵を入れるケース(box)。
1box=50dflsで値段は2box(100dfls)で650Rsとのこと。
これは卵を乾燥させる機械です。boxに詰める前の工程ですね。
卵はacid treatment(調べてみると「浸酸処理」というらしい。)を行った後に洗浄処理をするために乾燥させる必要があるそうです。卵の量にもよりますが1~2hで乾燥するとのこと。
これらのプロセスは「Grainage section」でも行います。
人工孵化させるためには他にも卵を光にさらす必要があったり、逆に光を遮断しなければいけなかったりと…まさに「Scientist」な話でした。
続・Reeling
前回の続きです。
「Reelingの本渡すから読んできて!」
で終わりました。
明日は最終日!
1ヶ月の研修もいよいよ明日で終わりです。
長かったなー。
Hosurまでの移動手配も確認(朝と夕方)したら「明日やる!」って言っていたしなんとかなるかな。
任地に行って最初の休みは研修のフィードバック資料(JICAとCSR&TI用)作らないと!
明日は晴れるといいな。
Today’s song
「Untitled 1」Sigur Rós…停電時に聞くの癒されます。