#2 養蚕農家訪問記

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ワナッカム!

養蚕農家(Cluster)への訪問記録です。

BERIGAI(7/8)

今回はBERIGAIへの訪問です。ひとりの養蚕農家に会ってきました。

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いいタイミングでお茶を出してくれたのでこんな写真が撮れました。右側に写っているのが会った養蚕農家です。

彼はMudurkurukiという地域においては大きな力を持っている農家だそうで(CPお曰く)、英語も少しだけ話せます。私の中では今後の活動で重要な役割を担ってくれるんじゃないかなって期待が持てました。驚いたのはRearing houseだけでなくReeling centreも所有しているとのこと!チャイをいただいた後に見にいきました。

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剪定ばさみっていうのかな。

桑のカッティングに使用する道具です。Mysoreでの研修を思い出しました。

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ベッドです。育てるカイコは550dfls。今まで訪問してきた農家の1.5~1.8倍くらいの規模です。雇っているWorkerもRearingのためだけに10名、Spininngのためには15名とかなりの労働力を使用しています。収穫は年間で10〜12回。

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Reeling unit①:自動繰糸機。繭から糸を取り出す。

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Reeling unit ②:多重繰糸機。より丈夫な糸を作る。

こちらはReeling unit。研修を行ったCSRTIで見たままの姿と思えるほど立派なものでした。

電気設備もしっかりと整っていました。UZI Fly対策のネットだけでなくカラス対策のネットもしてありました。今はラマダンと重なり労働者はいないとのことですが、Reelingの際には合計で30名雇うとのこと。労働者の給料は300Rs+食事/1日で統一されています。

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Reeling unit

Rearing houseもReeling unitも州政府からの援助を多少受け建てています。

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マンゴーの木に登り出す同行した同僚。

マンゴーの木やパパイヤの木も敷地内にありました。

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貯水タンク

黄昏ている彼はおまけで貯水タンクです。水路用に貯めてあるもの。Rearing houseの周囲を囲むように水路があります。水は桑畑、害虫の侵入、湿度調整に使うためです。

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正面に広がる桑畑の一部。

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桑畑

所有してる桑畑は50 acresです。広大な面積です。

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害虫被害を受ける桑。白いのが害虫+卵。

桑の中には害虫被害や病気になってしまっている桑も見られました。CPが説明していましたね。Bio controlをしているとのことでしたが行き届いていないようです。

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豆畑

養蚕以外にも豆を畑で育てていました。

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貯水タンク

灌漑方法はFlood irrigationを取り入れていました。

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記念撮影

この日は彼だけで訪問は終了しました。

振り返り

今回の訪問で農家から出てきた問題は

  • 桑の病気(害虫被害)。
  • 消毒による問題。喉の痛みなど。
  • 「労働力不足・電気・水」の三点セット。

でした。

Bio Control(Beatleなど)の推奨や被害にあっている桑の対応をどうするか。桑畑を見ていると害虫だけでなくカビによる被害を受けている桑も見られました。広大な敷地でどのように対策をとるか、CSRTIの研究者を紹介できるかもなー。あとは、消毒の際にマスク・スカーフ・タオルをしっかりと支えているのかなーなど思いました。

今回訪問した農家に関して言えばSHGにとても興味がある農家。かつ大きな農家であるがゆえに「SHGに入るならリーダーをやる!」と言っていました。英語が多少わかるというのは私からしたら大きなポイントです。

またこのClusterにはすでにローン返済に関するSHGが存在しているみたいです。ただそのSHGだけらしいですが、MTがあったら参加したい。そして養蚕以外のグループ(農業・漁業・花etc)もあるらしいので情報を聞き出していきたいですね!

Today’s song

「君と羊と青」RADWIMPS

記事を書いている人


名前:あらちゃん
年齢:28歳
出身地:静岡県
静岡県立大学国際関係学部卒。若者支援団体「若者エンパワメント委員会(YEC)」OB。エンパワメントの重要性を認識。
卒業後は人材派遣会社(東証一部上場)にて、製造工場での現場研修の後、営業・採用・労務管理として3年間勤務。青年海外協力隊へ応募し登録から合格へ。27年度3次隊。駒ヶ根訓練所。インドにて養蚕普及活動に携わる予定。

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