ワナッカム!
養蚕農家(Cluster)への訪問記録です。
Contents
BAGALUR(7/19)
BAGALURへの訪問。クラスター担当のCPは来れなかったので配属先のCPの部下が同行してくれました。
まずはチャイ休憩。

インドで見ることのできるTea Stand
1軒目の農家。
一度のcropで150dfls。少なく感じますが労働者を雇っていないのでこの量は妥当です。
この農家は卵からカイコを育てています。農家によって、
- 卵からカイコを育てる農家。
- 稚蚕(Chawki)からカイコを育てる農家。
にわかれます。卵か稚蚕かでそれらの仕入れ額が異なり、また一度の収穫までの日数も異なります。卵から育てる場合は26日から30日が一度の収穫の目安。この農家は年間で10回収穫と言っていたので休みはありませんね。
SHGに関しては現状は関心がないようでした。近隣でSHGやNGOの存在も知らないとのことでした。
…が!この日私たちはSHGとNGOの存在を知りました!
SHG?とNGOに出会う。
SHG?に出会う。

青い家はRearing centre
2軒目の農家へ移動。
ひとりの農家に話を聞いていたら、周囲からぞろぞろと農家が集まってきました。

セルフィー活躍中。
気づいたらこの人数。彼らはこの地域(Chokkarasanapalli)に住む農家です。1軒目の農家も同じ地域の農家。距離も500mぐらいしか離れていなかった気がします。
話を聞いているうちに彼らがグループであることがわかりました。
メンバー数は22名。とりあえず全員の名前をメモ。
1軒目の農家が「SHGは知らない」と言っていたので驚きましたし、かつそのメンバーの中に彼の名前があったためにさらに驚きました。このグループは自分たちをSHGと認識していないってことですね。そもそもSHGの定義ってなんだろうって思いました。
グループといえど定期的に集まっているわけではない(「意図的」はということ。近くに住んでるからしょっちゅう会うとのこと。)ですが、マーケットのこと、仕入れている稚蚕や卵のこと、disinfectionなど養蚕について意見を交換しているらしいです。
「ちゃんとしたSHGを作ったら何をしたい?」と聞いたら「Sprayerをみんなで買いたい!マスクが欲しい!Cutting machineが欲しい!」など言っていました。
何とかしてあげたいですね。要チェックのグループです。
NGOとSHGに出会う。
グループの話を聞いていたら二人の女性の養蚕農家に出会いました。
そのうちのひとりの女性がSHGに入っていて、かつNGOからの支援を受けているとのこと!
NGOの名前は「MAHILA SANGAM」という団体。同行したDOSスタッフにどんなNGOか調べてと依頼していましたが…ネットに資料ありました。
資料のとおり、SHGメンバーは月々に一定額を共有の銀行口座に貯蓄。その貯蓄したお金でローンを組み各々の目的、もしくはメンバーで話し合った共通目的のためにお金を使います。(マイクロファイナンスと言っていいんでしょうか?知識不足…)
実際に女性養蚕農家も所属しているSHGも同様のスキームを利用していました。
以前参加した先輩隊員の任地で行われたプログラムと同じ理論ですね。
このSHGは「Mahalaxmi」という名前。20人のメンバーがいて、共通口座は「Mysore bank」で開設しているとのこと。
定期ミーティングもあるとのことだったので参加しなきゃですね!
今ある社会資源を活かす。
今回の訪問は収穫がありました。
地域に存在している社会資源をしっかりと洗い出したいですね。
では!
Today’s song
「Can’t Stop」Red Hot Chili Peppers