「The Secret Life of Walter Mitty」〜ラストシーンに誰もが心温まる映画〜

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画像引用:http://www.imdb.com/title/tt0359950/mediaviewer/rm2806567680

ワナッカム!

インドタミルナードゥ州ホスールにて養蚕農家への知識・技術普及活動に取り組んでます、あらちゃん(@kazuuuyama)です。

久しぶりに素敵な映画に出会えました。

「The Secret Life of Walter Mitty」(邦題「LIFE!-生きてる間に、生まれ変わろう。-」)という映画です。

ラストシーンを見てこんなに心が温まったのは久しぶり。映画のあらすじや印象的なシーンをまとめました。

※以下からはネタバレを含みますのでご注意ください。

一枚のネガを探す旅

「The Secret Life of Walter Mitty」(邦題「LIFE!-生きてる間に、生まれ変わろう。-」)のざっくりなあらすじを説明。

2007年4月20日号を最後に休刊したアメリカの雑誌LIFE(ライフ)

ライフ(Life)はアメリカで発行されていた雑誌。写真を中心とした誌面で「グラフ雑誌」と言われる。

フォトジャーナリズムという文章記事よりも写真を中心に報道・言論を構成しようという考え方はすでにヨーロッパ(特にドイツ)で試みられていた。ライフ誌はカメラマンをスタッフという専属的な所属とし、撮影から記事・レイアウト等の編集のスタイルを一貫させ、「フォト・エッセイ」と称した。第二次世界大戦前から戦後復興期、テレビの本格普及前までが黄金期で、アメリカの思想・政治・外交を世界に魅力的に伝える媒体であった。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95_(%E9%9B%91%E8%AA%8C)

ウォルター・ミティ(Walter MItty)は16年間ライフに「ネガの管理者(Negative Asset Manager)」として勤務しています。ある日、ライフのオンライン移行に伴う雑誌の休刊、してそれに伴う人員整理が発表される。ライフの最終号の出版に使われる最後の表紙写真として写真家ショーン・オコンネル(Sean O’Connell)が“表紙には私の25番の写真を採用していただきたい。私の最高傑作(The Quintessence of “life”)、人生の真髄とはこれだという言葉と共にを送ってきた写真を採用することに。

しかし送られてきたのはウォルターの仕事ぶりを讃えショーンから送られた財布と25番ネガが抜けているフィルム。

最終刊出版までの2週間半。ウォルターは24番、26番、27番ネガを手掛かりにショーンの居場所を見つけ出し、たった一枚の25番ネガを探す旅に出ることを決意します…

という感じです。

ちなみにライフという実在した雑誌(現在はwebにて写真が見れるようになっている)が舞台ですがフィクション作品です。

「Walter Mitty 」 の意味について

「The American Heritage Dictionary of the English Language」において「Walter Mitty」は、

an ordinary often ineffectual person who indulges in fantastic daydreams of personal triumphs.”
(意訳:自身の理想をつかむ姿が描かれる素晴らしき空想にしばしばふけてしまう平凡で能力に欠ける人間)

引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Walter_Mitty

と定義されています。

この「Walter Mitty」の定義がわかっていると作品を見たときにより話に入れるかも!

LIFE誌のスローガンが印象的!

まず作品を観て頭に残ったのがLIFE(ライフ)社のスローガン(社訓)です。

“ To see the world, things dangerous to come to,

to see behind walls,

to draw closer,

to find each other and to feel.

That is the Purpose of LIFE.”

訳:” 世界を見よう、危険でも立ち向かおう、

壁の裏側をのぞこう、

もっと近づこう、お互いを知ろう、そして感じよう。

それが人生(ライフ)の目的だから。”

まさに…

「世界を見よう(インド)、

危険にも立ち向かおう(異国での生活)、

壁の裏側をのぞこう(開発途上国)、

もっと近づこう(インド人に近づいて)、

お互いを知ろう(インド人と私の互いを知ろうと)、

そして感じよう(インドの国と人々を感じよう)。

それが人生(ライフ)の目的(青年海外協力隊としてのインドにいる目的)だから。」

という感じで今の自分と重なりとても印象的でした。

アイスランドの景色が印象的!

ウォーターはショーンを探す旅の中で、

グリーンランド・アイスランド・アフガニスタン(ヒマラヤ登頂)

を訪れます。

その中でも特に印象的だったのがグリーンランドからヘリコプターと漁船を使って入るアイスランド。特に作品で見ることができるアイスランドの景色がとても美しく印象的です。

世界が絶賛した映画『LIFE!』のロケ地が絶景すぎて行ってみたい! 絶景ロケ地4選 | 世界を旅するガイド Photrip フォトリップ

自転車で走り抜ける一直線に伸びた道と、スケボーで駆け抜ける前に映る美しい山々や広大な風景にはおもわず「実際に訪れて観たい!」ってなりました。

ショーン・オコンネルの言葉が印象的!

アフガニスタンに位置するヒマラヤ山脈のある山にて雪豹を撮影に来たショーンをウォールターはやっとの思いで見つけます。

そして、25番ネガは実はフィルムと一緒に送った財布の中に入っていた事実をショーンより伝えられます…ヒマラヤを訪れる前に仕事を解雇されていたウォルターはそのショック落ち込み、その際にショーンから貰った財布を捨ててしまっていたのです…

思わず最後の表紙を飾るであろう大切なネガを財布に入れたこと、ネガのせいで起きた自身の受難のためにウォルターはショーンに怒りをぶつけます。

その時、雪豹が二人の前に現れます。

そこで言ったショーンの言葉が印象的です!

Walter:「When are you gonna to take it?」

Sean:「Sometimes I don’t…」

Sean : 「If I like a moment for me personally、I don’t like to have the distraction of the camera.」

Sean : 「I just want to stay in it.」

Walter : 「Stay in it ?」

Sean : 「Yes, right there…right here…」

以下、意訳↓↓↓

ウォルター:「雪豹(目的のもの)とらないのか?」

ショーン:「時々な…」

ショーン:「もし(目に映る)その瞬間が心から気にいった時は、カメラに(その瞬間を)邪魔されたくない。」

ショーン:「その瞬間の中にいたい。」

ウォルター:「その瞬間の中にたい?」

ショーン:「あぁ、まさにその瞬間に…まさにこの瞬間にだ…」

大切な瞬間をただただ楽しみたい、その瞬間に身を委ねその瞬間の中に入り込み感じていたい、見ていたい。すごくわかります。

ラストシーンで映る表紙が印象的!

財布の中から最後の最後で25番ネガを見つけ出すことができたウォルター。ライフ社を解雇されたが、会社へ向かい前上司に向かってネガを突きつけます。

「This is the quintessence」

ウォルターが放ったこの一言、まさにこれが「彼の真髄」です。響きます。

そして最後のシーンで、ライフ最終刊の表紙が映されます。

まず映し出されたのは、

「Dedicated to the People Who Made it」(訳:「ライフを作りだした人々に捧げる」)

というタイトル。

そして表紙が映し出されます…

この表紙が本当に印象的。そして心が温まります。ショーンが撮った最高傑作(The Quintessence of “life”)とは?

ラストの表紙が気になる人は作品を観て是非鑑賞してください。

ショーン・オコンネルを演じるショーン・ペンが渋すぎる。

では!

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Today’s song

「Space Oddity」Kristen Wiig & David Bowie

記事を書いている人


名前:あらちゃん
年齢:28歳
出身地:静岡県
静岡県立大学国際関係学部卒。若者支援団体「若者エンパワメント委員会(YEC)」OB。エンパワメントの重要性を認識。
卒業後は人材派遣会社(東証一部上場)にて、製造工場での現場研修の後、営業・採用・労務管理として3年間勤務。青年海外協力隊へ応募し登録から合格へ。27年度3次隊。駒ヶ根訓練所。インドにて養蚕普及活動に携わる予定。

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