ワナッカム!
インドタミルナードゥ州ホスールにて養蚕農家への知識・技術普及活動に取り組んでます、あらちゃん(@kazuuuyama)です。
昨年に起こったインドの高額貨幣廃止問題。
大きな混乱を生んだこの政策。この影響かはわかりませんが、インドにおいて「キャッシュレス社会」を目指す動きが進んでいきます。
「Unified Payment Interface(UPI)」呼ばれるキャッシュレス社会を目指す取り組み。
この取り組みは社会だけでなく私の活動にも大きな影響がありましたとさ…
Unified Payment Intereface(UPI)
Unified Payment Interface(UPI)とは何なのか。
4月11日にサービスが始まった「Unified Payments Interface (UPI)」は、インドの決済会社、National Payments Corporation of India(NPCI)が開発した新たな次世代オンライン決済システムだ。
Paypalなどに代表される、メールアドレスや携帯番号を利用した決済代行サービスは決して目新しいものではないが、UPIは独自の認証コードの発行や電話による本人確認で、一般消費者から商業者まで気軽で安全に取引できるサービスを目指している
引用元:https://zuuonline.com/archives/104444
携帯アプリで行うインターネットバンキングって感じなのかな?
オンライン決済をする際の「独自の認証コードの発行(キャプチャー入力とか)や電話による本人確認」がアドバンテージのようで、これにより安全かつ支払い時の手続きを簡略化しています。
UPIの使い方
UPIを利用するにはまずはアプリケーションをダウンロードする必要があります。
試しにダウンロードしてみました。※僕は利用している「Central Bank of India」を選択しました。
アプリを起動し、まずは携帯番号認証。その後にユーザー情報登録をします。
登録が終わると「New Payment Address」という入力画面。説明によると銀行口座をシェアする代わりにこのアドレスが使用され、登録する自分の銀行口座にもこのアドレスリンクされます。
次は利用している口座のある銀行を選択。
Central Bank of IndiaのUPIアプリをダウンロードしましたが他銀行の銀行口座にも対応できているため問題ないようです。利用する銀行口座を問わないのってアプリならではの利点な気がする。
銀行を選択して次に進むと、僕の銀行口座と口座番号とIFSC番号が表示されました。(ユーザー情報で名前と電話番号を登録しただけなのにとか思った。)
最後はデビットカード情報を入力。OTPとPIN番号を入力し完了です。(僕はOTP とPIN 番号入力後にエラーが発生…アンインストール!!)
登録後(してないけど)のアプリホーム画面はこんな感じ。
支払い情報、預金残高などはTransaction Historyで随時見ることができます。
お金を支払いたい時には「Send」から、受け取りたい時は「Recieve」から。この時に銀行口座をシェアするのではなく「New Payment Address」を使用するんですね。
確かに銀行口座を相手に教えるのって抵抗あるからアドレスを教える方が気兼ねなく教えられるかな。
ただし、まだまだアプリにも問題があるようでレビューにも率直な厳しい意見が多数ありました。今後しっかりUPIが普及していくのか注目です。
CPがUPIに拘束される。
ところで私の活動への影響とは?
農村部に住む人々にUPIを普及させるためにCPがプログラムをプログラムを開かなければならなくなってしまったのです。その期間約3ヶ月。
期間中は私の活動に同行する時間がCPになく、車両も使えないために活動は停滞…

UPIプログラムの様子。村人を集めてUPIの説明。その後参加者情報をリスト化(手作業)
幸いにももう一つの担当エリアのCPは普及員ではなく科学者だったので、UPIプログラムをする必要がなく活動への影響はなかったです。
両方ともUPIの影響受けてたらと思うとゾッとする…
今は無事に活動できてます。
なかなか順調には活動させてくれないんだなーって改めて思いました。
では。
Song of the day
「Shelter Song」Temples