ワナッカム!
養蚕農家(Cluster)への訪問記録です。
BERIGAI(8/6)
BWRIGAIへの訪問。今回はGudisadana Palli(G.S.Palli)というエリアへの訪問。
一軒目に訪問した養蚕農家のRearing houseです。

トラクターもありました!
シンメトリーになっていて外観はとても綺麗でした。この農家は兄弟でそれぞれがひとつずつRearing houseを所有しています。そして残念なことに兄弟不在…ヒアリングできませんでした…
気をとりなおして二軒目の養蚕農家へ訪問。ちょうど繭の収穫を行っていました!

手作業での繭収穫

収穫した繭のfloss(かま糸)を取り除く作業
この二軒目に訪問した養蚕農家はG.S.Palliでも大きな養蚕農家の一つ。
一度の収穫で500dflsで収穫できる繭は400kg。稚蚕(Chawki)を個人の稚蚕飼育所(Chawki Rearing centre:CRC)から買い付けカイコを育てています。
ワーカーも常に15名(男性/7名:女性/8名)雇っており、給与は男性300Rs/日、女性200Rs/日です。
そしてこの農家さんは養蚕以外にバラを栽培していました!

バラ園。灌漑設備もばっちり。

「Taj Mahal」という品種。鮮やか。
バラはあくまで養蚕の副業でありスタートしたのも半年前からとのこと。ただ養蚕が副業に見えてしまうほどのクオリティーでした(笑)
バラ園でワーカーは4名雇っており、給与は養蚕に従事するワーカーと同じです。男女比は1:1でした。
なぜバラなのか?花なのか?
タミルナードゥ州は「花作り」で有名な州。国内においてはGajara・Veni(南インドの女性が祭事などで髪につける花)・Garland(祭事や葬儀に用いる花輪や首にかける花かざり)に使われ、また国外へ輸出をしています。
ホスールは気候的に花作りにとても適しており州政府も力を入れて取り組んでいるそうです。

養蚕農家と一輪のバラ
養蚕に話を戻すと…
彼は地域にSHGが複数あることを知っていました。NGOの存在も知っています。ただいまのところはSHGに興味がない。
というのは、それらSHGが全て女性グループだからです。
以前の農家への訪問で見つけた「MAHILA SANGAMI」と「Integrated Village Development Project(IVDP)」というNGO。
そのどちらも主に農村部に住む女性を対象に今はSHGを形成し支援を行っているそうです。男性農家で構成されたSHGも存在していると思うんですがねー。
IVDPには訪問できる予定なので聞いておきたいポイントが出来て良かった!
バラを堪能し終えたので三軒目の農家へ移動。
残念ながらまたまた農家不在でした…
養蚕との兼業
「養蚕農家の所得向上」が大きなミッションにあると聞いてから、養蚕へのアプローチが上手く働かなかった時に何か別のアプローチで養蚕農家の所得向上に繋がらないかなと考えていました。
兼業や家庭菜園など。養蚕の片手間で何かやれないかと思っていました。
ただMysoreでの養蚕研修や養蚕農家へのヒアリングをしてみて、養蚕の忙しさを思い知らされ…余暇時間で何かやらせるのは難しいと思っていました。
今回「養蚕」と「バラ」を兼業している農家に出会えて良かったです。兼業できている農家もいるってことなんだな!
では!
Today’s song
「花言葉」Mr.Children